良書でした『観光立国の正体』

観光立国の正体

尊敬する先輩おススメの本だったので読んでみました。

違うんじゃないのと思う点もありましたが、
それ以上に参考になることが多かったので、
忘れないようにメモしておきたいと思いました。

何よりも、実際に成功させている方の話は"重み"がありますね。

『観光立国の正体』のポイント!!

・日本の観光の問題は『マーケットイン』では無くて『プロダクトアウト』になっていること
・「宿泊」「食事」「物販」だけでもうけるのではリピーターはない。『体験』などの時間を使ってもらうことが重要
・地域の日常である『生活』を商品化、サービス化して提供する
・1万円のランチを売る発想
・ボランティアガイドは『ストーカーと同じ』
・『富山湾寿司』や『とやまの山幸』の成功
・大河ドラマに出たって効果無し

特に最後の『大河ドラマ』のくだりは考えさせられました。
私は四万温泉が最近元気がない原因は、このところいろいろな取り組みが出来ていないために露出が減り、知名度や認知度が下がったためだと考えていました。
だから、以前アド街ック天国に出たときのように何かテレビに出れば盛り返すと思っていました。
しかし、大河ドラマに出ても効果の低いところがあるのなら、テレビに出ることが解決策では無いと考えさせられます。

確かにこれはその通りかもしれません。
わしの屋酒店にもよく「ホームページの広告」の営業の電話がかかってきますが、全部お断りしています。
理由は簡単で、わしの屋のホームページに来てもらっても、そこから売上げにつながる仕組みが出来ていないのです。
だから、訪問してもらうだけ無駄なので広告費を掛ける気になりません。

四万温泉だってそのはずです。
ただ、四万温泉の名前だけ知ってもらっても売上げにはつながりません。
四万温泉を知ってもらうのでは無くて、
四万温泉に行きたいという動機付けをしなければお客様は来てくれません。

一昔前はきっと『温泉に行きたい』と思っていた方がいっぱいいたんです。
だから、四万温泉という名前を聞いたら『行ってみるか』となったんだと思います。
あるいはこの旅館良いねと思えば来てくれたんです。

今はまず、温泉にいってみるかと思ってもらう動機付けが必要なんだと思います。
他にもお金の使い道や楽しみはいっぱいありますからね。
『これをやるために四万温泉に行ってみたい』
『これを食べるために四万温泉に行ってみたい』
『これを見るために四万温泉に行ってみたい』

そう思ってもらえるための情報発信が必要ですね。
Webマーケティングの本をもう一度読む必要がありそうです。

Posted from わしの屋酒店店長

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)