Jockey Boxをつくってみたら

Jockey Boxをつくっています。

Jockey Boxって聞き慣れない単語ですよね。読み方もよく分からないです。多分「ジョッキーボックス」だと思います。日本語だと多分、氷冷式ビールサーバーだと思います。自作の。
実は今年の5月末に高崎でやるビアフェスに誘っていただいたのですが、よく考えたらビールサーバーが無い!「去年の四万温泉のなんちゃってビールフェスの時に使ったビールサーバー」はもう改造して、わしの屋酒店のレジ横で四万温泉エールの生をサーブするのに使っています。そのおかげで常時3種類が提供できるようになったんです。
で、悩んでいたところ海外のサイトでちょうど良いのを見つけました。これが欲しいと思ったら価格を見てビックリしてしまいました。1,899.99ドルです。20万円を超えるかな?さすがにこれは無理だと思っていろいろ探したのですが、どこも高い。
あきらめ掛けたところ、日本の方が自作ビールサーバーの作り方を公開していました。
『無線脳の視点ブログ』さんの記事です。
自分でつくれば安く上がるだろうと思い込んでつくることを決めちゃいました。

自作ビールサーバーの材料はネットを駆使して集めました

とりあえず計画だと4タップのビールサーバーをつくる予定でした。後からすきまがあったので6タップに変更しました。タップというのは、ビールを注ぐ口数のことで6種類のビールが注げるということです。
ビールを冷やす銅管を巻く作業が難しそうだったので、クーラーボックスは大きめな物に決めました。以下が材料です。

    • 伸和(SHINWA) 日本製 ホリデーランドクーラー76H 8,100円[amazon]
    • フローバル なまし銅管 コイル銅管-6.35X0.8X20M    4,855円×3ヶ[amazon]
    • Creamer Action Draft Beer Faucet Head with Brass Lever 2,007円×6ヶ[KEGWORKS]
    • Beer Tap Faucet Handle Black Knob  327円×6ヶ[KEGWORKS]
    • The Tap Soother- Draft Beer Faucet Cap 253円×6ヶ[KEGWORKS]
    • New Beer Tap Kegerator Faucet Draft Shank For Beer Cooling Coil 9.65ドル×6ヶ[AliExpress]
    • European Sankey Keg Coupler - Euro Beer Tap Type S System  32.49ドル×6ヶ[AliExpress]
    • KY サンフーズ (E-KYS-6-20M) 5,152円×1ヶ[MiSUMi-VONA]

合計68,700円くらいでしょうか?(1ドル100円で計算したからもう少し高いと思います)さらに送料がかかります。工具も1万円くらいかかったかもしれません。少しずつ部品そろえていたから気づかなかったけど、結構かかってますね。
ちょっと怪しい中国製でそろえるともう少し安いのですが、日本製と同じように泡の出るタップ[Beer Tap Faucet]はアメリカのショップでしか売ってませんでした。でもインド製でした。中国製と同様ちょっと心配なので、手には入ったらすぐに分解洗浄しました。

つくるのは大変でしたが、おもしろかったです

工程で難しかったのは銅管を巻く作業ですね。20mの銅管を半分に切って巻いていきます。冷やした樽をつなぐ予定だからもっと短くてもいい気がしましたが、常温の樽をつなぐこともあるかもしれないので10m使うことにしました。通常はコイル状に同じ直径で巻くようですが、場所に余裕があったので平に同心円で巻いてみました。これならもっと小さいクーラーボックスでも大丈夫そうでした。スカスカですが氷をたっぷりいれられるので夏でも全然OKだと思います。
クーラーボックスにタップをつけるため23mmの穴を空けなければならなかったので、インパクトドライバーに23mmの木工ドリルをつけたところ、プラスチックの板に穴を空けるのが大変でした。はじめからホールソーを使えば簡単だったので、これは私の判断ミスでした。ここまで来れば後は銅管とタップとディスペンスヘッドをホースをつないでホースクランプで止めればOK。
ホースを通す11mmの穴も空けました。

この穴からホースを出してきて、樽につなぐんです。ホースはちゃんと食品に使えるグレードでしかもアルコールOKの物を選びました。
ホースクランプが足りなくて、まだ完成までにしばらくかかりますが、出来たら早速ビールを通してみたいです。
その時に漏れてきたりしたらショックだなあ~