顧客志向というか相手の事を考えるというのは観光業界では当然のはずなんだけど...

チラシ

最近、四万温泉協会の仕事から離れて改めて思うことがあります。
当たり前の事が出来てないよね~。

今まで四万温泉の為の仕事をしていたときの悩みというと、

  • イベントや企画を行っても上手くお客様に情報が伝えられない
  • イベントの準備などを案内しても人足に出てきてくれない
  • 会議に人が集まらない
  • etc.

というような事がありました。

すると、自然と考えてしまうのが、
『みんなやる気が無いよね』
『危機感が足りないよ』
『俺たちはこんなにがんばっているのに』みたいな感じのことを考えてしまいます。

 でも、協会を一歩離れて逆の立場になってみると、感じることは全く違います。
『突然、会議をやるって連絡来たけどこりゃなんだい?』
『イベントの準備を手伝えって言う文書が届いたけど、何のイベントだい?』
『なんか人が集まってるけどイベントかなんかやってるんかい?』
みたいなことが良くあります。

要は自分たちは全部知っているから、知っていることを前提に文書を書いてしまう。
でも、受け取った方は何も知らないから、出席たもんだか、手伝ったほうがいいのかわからない。
どっちにも悪意は無いのに、情報が不足していることで上手く機能しないと言うことがあるんです。

実はこれ、イベントのチラシとかも同じで、その内容は
何月何日にこんなイベントをやります。
という表面の内容が書いてあるだけ。
WEBサイトでも似たような情報しか出していない。

 これだと、そのイベントに言ってみようと思っている人にしか伝わらない。
ほとんどはそのイベントを知りもしない人たちなのだから、
『このイベントに参加すれば、こんな楽しいことがありますよ。こんないいことがありますよ』
ということを伝えなければならないのに、それが出来ていない。
そりゃ~素人が作っているんだから、出来ないのは仕方無いけど、その気持ちも伝わってこない。
まあ、お金取ってWEBサイトを作ってるプロだって、もっとひどいようなページしか作れないんだから、素人であることにあまえてられないんだけど....

つまり言いたいことは、
身内だって事に甘えないで、何かを頼むときは理由をしっかり説明した文書を書く。
イベントを案内するときは、参加した人がどんな風に楽しめるかを伝える内容にする。
というように相手の立場に立って伝える内容をまとめる必要があるということです。

こんなことをえんえん考えていると、
これを四万温泉ではなくて自分の商売について考えていれば、もっと儲かるんじゃ無いのと思ったりするのですが、
自分の仕事をするのがめんどくさいから、その逃避にこのブログを書いているわけで、
つまりは、そんな上手くはいかないよね~って事だと思います。
昔から期末テスト前に限って掃除をする私でした。