四万温泉でお酒と言えば貴娘"でした"とは?

貴娘でした

先ほどお客様に聞かれました。
ここに書いてある、
『「四万温泉でお酒と言えば貴娘でした」の「でした」って何?』

まるっきり想定外の質問でした。
そう言われて初めて気がつきました。

つまり、"でした"と過去形で表現することで、
以前は代表のお酒だったが、何らかの理由でそこから没落してしまって、
今は他のお酒がその座にいるんじゃないのということでした。

そんなつもではまったくなかったのです。

昔のわしの屋酒店の品揃えは楽なもので、
日本酒は貴娘だけあればOKみたいな状態でした。

それが今ではお客様のご要望にこたえるために、
町内唯一の蔵元のお酒をそろえるだけでは無くて、
県内のいろいろな蔵元のお酒をそろえ、
お酒も純米酒、吟醸酒、本醸造と各種有るし、
大きさも1800ml、720ml、300mlとそろえなければなりません。
さらに、期間限定のお酒もいろいろあるんです。

地酒の専門店なら全部品揃えできるのでしょうが、
温泉場の酒屋には荷が重すぎるので、その中から絞り込んで品揃えしています。

というわけで、まとめますと、
以前はお酒と言えば、貴娘の2級酒を出せば何の問題もありませんでした。
でも今は、地酒もいろいろある中から選んで飲んでいただく時代になったと言うことです。

けっして、貴娘さんが落ちぶれたわけでは無くて、
いろいろあるたくさんの地酒の1つになったという事です。

いや~、長~い言い訳になってしまいましたね。
想定外のことを急に言われるとテンパりますね。