理由もなしに”四万の名前をつけたお酒”ってハッキリ言って反則だとは思います。
四万温泉とは関係ないけど”四万温泉”とつけた方が売れるので四万の名前をつけるというのは、何だか釈然としません。
でも、四万温泉の地酒を求めているお客様も事実です。
そかなお客様には、自信を持って「温泉壱號」と「四万の山酒」をお薦めします。
「四万の雪清水」を手に取られた方には、「四万の名前をつけているだけですけど良いですか?」とまでは聞きません............申し訳ありません。
いらんことをグダグダ書きましたが、中身のお酒は美味しいんです。
お酒に罪はないんです。
ちなみに「四万の雪清水」という名前にはちゃんと理由があるんです。
実はこの四万の雪清水という名前はわしの屋酒店で初めてつくったオリジナルラベルのお酒でした。
金星酒造さんという蔵元でつくっていただいていたのですが、この蔵元の井戸水が四万温泉を囲む山々の伏流水と言うことでした。だから、この蔵元の仕込む地酒は”四万山系伏流水仕込み”なんですよ、ということでした。
それなら、四万の名前をつけたラベルをつくっても良いだろうと「四万の雪清水」というラベルをつくりました。
四万の山々に降り積もった雪がとけて水となり、大地に磨かれ仕込み水となって地酒に生まれ変わったというストーリーです。
まあ、その金星酒造さんが廃業してしまったので、今は全然関係ないのですが。
でも味は良いので、四万は飾りだと思っていただければ幸いです。