民間とお役所の違いって"何か?"気になっています。
先日、ある会議に出てから『民間』と『お役所』の違いが気になっています。
※民間の対義語はお役所じゃ無くて、官庁とか公的機関じゃ無いの?と言われそうですが、私は"お"がつく役所という言い方が何となく好きです。
『民間』は自分の利益の為に働いて、
『お役所』は他人の為に働いている。
そんな簡単な事では無いと思っています。
四万温泉協会は『民間?』『お役所?』
その分け方だと社団法人の四万温泉協会は民間なのかお役所なのか分からなくなってしまいます。
お役所の組織で無いことは間違いないですが、役場の下請け的な仕事もしています。
四万温泉いらっしゃった観光客のお客様の為にサービスを提供していることも、お役所的です。
でも、協会員である旅館や商店の利益の為にも働いています。
実際、事務局以外は給料をもらわずに働いている協会員の皆さんです。
なのに、仕事の内容は自分の会社のため(だけ)にすることはダメという認識なのです。
まあ、中間に位置する組織ということにしてしまえば簡単なのですが、別の物差しを用意すれば簡単に判断することに先日思い至りました。
新しい物差しはお金のもらい方!!
『民間』と『お役所』の区別の基準はお金をどうやってもらっているかだと思います。
- 民間は先に提供できるサービスを示し、それの対価(値段)を提示して買うかどうかを相手に決めてもらいます。
- お役所は、先に税金としてお金をぶんどってから、こういう物があるとうれしいだろうとサービスを押しつけます。
つまり、『民間は後払い』で『お役所は先払い』なんです。
もちろん、後払いでも損したと言うこともありますし、先払いでもいいサービスを受けることはあります。
それで何が変わるのかというと、やっぱりサービスを提供する側の考え方でしょうね。
後払いなら、相手に満足してもらわなければ買ってもらえないし、次の購入も期待できない。
先払いなら、満足してもらおうが何しようがお金はいつももらえることに決まっている。
とすれば、結果の違いは火を見るより明らかです。
もちろん、日本人はまじめだし、公務員の方の質も高いんだと思います。でも、人間ですからね。
成績に関係なくお金がもらえるなら、サボっちゃうこともありますよね。
国からの交付金を住民満足度で増減するとか、
ふるさと納税は品物でつるんでは無くて、自治体の成績に応じて納税先を決めるとか出来ないんでしょうか?
本来はその調整役に政治家がいる気もしますが。
おっと、すごい話が横道にずれてしまいました。
この後払い、先払いの考え方からすると四万温泉協会は、、、、、まあ、そういうことですね。
でも、そこで政治家のやるべき事を協会員がやればいいはずです。
そうすれば、両方のいいとこ取りが出来るはずです。
本物のように、偉そうにしたり、料亭に通ったり、賄賂をもらったり、口利きをしたり、政治資金をごまかしたり、不倫をしたりでは無いと思いますが......